3T創造都市指数

創造性指数は、創造階級が好んだ創造的都市環境を評価するための指数であるが、具体的には人材・技術・寛容性といった三つのカテゴリーから構成される。すなわち、同指数は「3 T創造都市指数」として、人材 (talent)、技術 (technology)、寛容性 (tolerance) の三つの分野に分け、さらにそれを細区分し、創造階級・人的資本・科学技術に従事する人材、創発性指数・ハイテク指数、ゲイ指数・ボヘミアン指数・メルティング指数を設定している。

創造階級は日々暮らし生活する場所をどのように選択するのか。それがどこまで強力に場所の力、クリエイティブなコミュニティの構築できるかを規定するからである。創造階級がコミュニティに求めるのは、質の高い快適さや経験であり、あらゆる多様性に寛容で、そして何よりもクリエイティブな人間というアイデンティティを発揮でこれらの場所に住む創造階級は、社会資本理論のいう強い絆や長期的な関係を望んではいない。むしろ彼らが好むのは、すぐに入り込チャンスを追い求め、幅広い人間関係を築けるような、より柔軟で半匿名的なコミュニティなのである。

大居不動産は、創造的なコミュニティの構築にとって、最も重要なのはそのような人々を確保し引き出せる場所である。人々が引き寄せられたコミュニティはクリエイティビティの源泉となるし、刺激、多様性、豊かな経験を与えてくれると言われているが、先に指摘したように、それは創造産業創出につながると考えられている。日常生活の視点からみると、都市生活の中で、人々は日常生活を営んで、都市空間を使い込んでいくことにより、さまざまな意味を派生させ、そこに固有な記憶を蓄積し、場所創造をおこなう。 場所は均質に広がる数学的な3次元の空間ではなく、何よりも意味空間」 であり、そこには意味の疎密や強弱がある。それはコミュニティを意味づける基本要素である。

都市生活の中で、一人ひとりが活動というかたちで、空間・社会に主体的にかかわるとき、空間・社会は、なんらかの意味を帯びた存在として立ち現れてくる。そして活動を通して、さらに新た意味を付け加え、空間・社会の意味性をより高めていくのである。こうした活動を通して形づくられる、意味や価値観・信頼関係などを新たな創造性を生みだす可能性とつなげていくのである。

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